この問題を解くポイントは、 「whenの中の時制」をしっかりとおさえる こと。
whenが作る意味のカタマリが、「～する時」という意味のカンマで区切れる副詞節ならば、未来形は使えない よ。
一方で、 「いつ～なのか」という意味のカンマで区切らない名詞節ならば、未来のことはそのまま未来形で表す よ。
この カンマの有り無しと訳の違いを意識 して、問題を解いてみよう。

(1)で使われているwhenの意味のカタマリは、 カンマがついていない よね。
そして、 訳も「いつ彼が戻ってくるのか」 だね。
つまり、 今回のwhenは「いつ～なのか」という名詞節のwhen だよ。
名詞節では、未来のことは未来形を使えたね。
「いつ戻ってくるか」は未来のことを表しているから、 will come が正解だよ。

単語の確認からいこう。
truthは「真実」、adultは「大人」という意味だよ。
今回、whenの作る意味のカタマリは、 カンマで区切られていない ね。
じゃあ、(1)と同じように名詞節で、未来形を使ってもいいのかな？

ちょっと待って！
今回、 whenが作る意味のカタマリは、「彼が大人になったら」（＝彼が大人になった時）という意味 だよね。
そう、 今回のwhenは、「～する時」という副詞節のwhen なんだ。

今回、whenの前の部分、I'll tell him the truth「私は真実を伝えるつもりです」という文は、これだけで文の意味が成り立っているよね。
このように、 whenの前の部分がそれだけで成立している時は、whenは副詞節として使われている んだ。
だから本当はカンマを置くべきなんだけれど、今回のようにカンマが省略される場合があるよ。

今回は副詞節、つまりwhenの中では未来形が使えないね。
だから正解は、現在形の becomes だよ。

副詞節なのか、名詞節なのかということは、カンマの有り無しと共に、前の文の形や訳もしっかり考えなければいけない んだ。
練習して、見きわめられるようになっていこう！