高校物理
5分でわかる!気化熱(蒸発熱)
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この動画の要点まとめ
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気化熱(蒸発熱)
これでわかる!
ポイントの解説授業
気化熱(蒸発熱)=1gの液体をすべて気体に変える熱
例えば100℃の水1gにどんどん熱を加え、1gの水が全て100℃の水蒸気になった場合を考えましょう。
水(水蒸気)の温度は変わらず100℃ですが、状態は液体から気体へ変化していますね。水から水蒸気に変化させるのに与えた熱をq'[J]とすると、この 1gの液体をすべて気化させるために必要な熱q'[J/g] を 気化熱 、あるいは 蒸発熱 といいます。
ちなみに液体が気体に変わることを分子レベルで見た場合、どうなるでしょうか。
左の図のように、液体(水)は 分子が自由に動ける状態 ですね。一方、気体(水蒸気)は 完全に分子が空間中を飛び回っている状態 となります。この知識は、後に学習する分子の熱運動を考えるうえで重要なので覚えておきましょう。
次に、液体が気体に変化するときに必要な 気化熱(蒸発熱) について、詳しく解説していきましょう。