高校生物基礎
5分でわかる!拍動メカニズム
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この動画の要点まとめ
ポイント
拍動のメカニズム
これでわかる!
ポイントの解説授業
ペースメーカーが収縮を引き起こす
心臓の筋肉を収縮させるには、 神経 からの命令が必要です。心臓の4つの部屋のうち、右心房と大静脈の境界に、その神経は集まっています。
図の左上の色がついている部分ですね。神経が集まったこの領域を ペースメーカー といいます。ペースメーカーは、自律的に興奮する神経が集まった部分で、心筋をリズミカルに収縮させる命令を出し、拍動を調節しています。
心房と心室が交互に収縮を繰り返す
心筋の収縮の動きをより詳しくみていきましょう。
ペースメーカーは、興奮を伝えることにより心筋を収縮させます。その命令の伝達には時差があり、まずはペースメーカーに近い上部の心房に伝わり、次に下部の心室へと伝わります。心房がギューっと縮み、血液が心室に送り出されたあと、今度は心室が縮んで肺や全身に血液を送り出すーー拍動のメカニズムは、興奮の伝達の時差によって生み出されているのです。
図のように、 心房と心室が交互に収縮を繰り返す ことで、心臓はポンプの役割を果たしているのですね。
心臓の拍動は、どのようなメカニズムで行われているのでしょうか?