高校化学
5分でわかる!縮合重合
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この動画の要点まとめ
ポイント
縮合重合
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、高分子化合物のでき方を紹介しました。
単量体(モノマー) と呼ばれる分子量の小さな物質が繰り返し結合し、重合体(ポリマー) となるのでしたね。
また、重合のうち、付加反応が繰り返されてできる付加重合のしくみを紹介しました。
しかし、重合には、付加重合以外の種類もあります。
今回は、その他の重合について、紹介していきます。
物質と物質の間から簡単な分子が取れる反応
次の図は、重合の様子を表しています。
まずは、反応前の状態を見てください。
大きな原子と小さな原子からなる分子がいくつも並んでいますね。
次に、反応後の状態を見てください。
大きな原子だけが一列につながり、小さい原子は2つずつのペアになっていますね。
物質と物質の間から、何かが取れているようです。
縮合反応とは、物質と物質の間から簡単な分子が取れる反応
この反応を理解するために思い出してほしいのは、アルコールの分子間脱水です。
アルコールとアルコールの間から水が取れて、その結果アルコールが一列につながるのでしたね。
アルコールの場合は、水が取れましたが、他の物質が取れる場合もあります。
そこで、物質と物質の間から簡単な分子が取れて結合する反応を、縮合反応といいます。
縮合重合とは、縮合反応が繰り返される重合
そして、今回の場合のように、縮合が繰り返されることでできる重合を、縮合重合といいます。
付加重合との違いを押さえておきましょう。
今回のテーマは、「縮合重合」です。