高校化学
5分でわかる!糖類の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
糖類の分類
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、糖類の一種であるα-グルコースの構造式を紹介しましたね。
今回は、その他の糖類について、簡単に紹介していきます。
糖類は、大きく3種類に分類することができます。
次の表の空欄を、順番に埋めていきましょう。
単糖類は、それ以上加水分解されない
まず、上の空欄には、単糖類が入ります。
定義として、「それ以上加水分解されない糖類」と書かれていますね。
加水分解とは、文字通り、水を加えることによって分解するという現象です。
つまり、単糖類は、もっとも基本的な糖類であると言えます。
単糖類に分類されるグルコースやフルクトースといった物質については、別の授業で詳しく解説します。
二糖類は、加水分解されて単糖類2分子を生じる
次に、真ん中の空欄には、二糖類が入ります。
定義として、「加水分解されて単糖類2分子を生じる糖類」とありますね。
つまり、二糖類とは、単糖類が2つ結合したものなのです。
このような糖類として有名なものは、マルトースやスクロースです。
多糖類は、加水分解されて多数の単糖類を生じる
最後に、下の空欄には、多糖類が入ります。
定義としては、「加水分解されて、多数の単糖類が生じる糖類」とありますね。
二糖類は、単糖類2分子を生じる物質でした。
それに対して、多糖類は、多数の多糖類を生じる物質です。
つまり、多糖類とは、単糖類が多数結合したものなのです。
多糖類の例としては、デンプンやセルロースなどがあります。
単糖類・二糖類・多糖類という糖類の分類を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「糖類」の分類です。