高校化学
5分でわかる!アルコール発酵と計算
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
アルコール発酵と計算
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、アルコール発酵のしくみについて紹介しました。
グルコースにチマーゼという酵素がはたらき、エタノールが得られるのでしたね。
今回は、アルコール発酵に関する計算問題を解いていきましょう。
1つのグルコースから2つのエタノール
まずは、問題の内容を理解しましょう。
グルコース360gを発酵させ、エタノールができました。
このときにできるエタノールの質量を求めましょう。
まずは、グルコースの物質量を求めましょう。
グルコースC6H12O6の分子量は、12×6+1×12+16×6=180となります。
グルコースの質量は360gなので、物質量は360÷180=2molとなります。
次に、化学反応式を見てみると、グルコースとエタノールの係数の比は、1:2になっていますね。
つまり、1つのグルコースから2つのエタノールが得られます。
グルコースは2molであることがわかったので、エタノールは2×2=4molですね。
最後に、エタノールの質量を求めましょう。
エタノールC2H5OHの分子量は、12×2+1×5+16+1=46です。
よって、エタノールの質量は46×4=184gとなります。
今回のテーマは、「アルコール発酵と計算」です。