高校化学
5分でわかる!デンプンの性質②

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この動画の要点まとめ
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デンプンの性質②
これでわかる!
ポイントの解説授業

前回は、デンプンの代表的な性質として、ヨウ素デンプン反応を紹介しました。
文字通りヨウ素とデンプンが反応して、青紫色を示すのでしたね。

今回は、もうひとつの性質を紹介します。
みなさんは、米やジャガイモのように、食物としてデンプンを取り入れています。
しかし、デンプンは、そのままの状態で体内で利用されているわけではありません。
中学校の理科でも習ったように、消化液によって細かく分解され、その状態で吸収されるのでしたね。
それでは、デンプンが分解されるしくみについて、見ていきましょう。
デンプン⇒デキストリン⇒マルトース⇒グルコース

デンプンは、図のように3段階で加水分解されていきます。
順番に見ていきましょう。

まず、最初の段階は、分解前のデンプンです。
図のようならせん構造をもつ物質でしたね。

このデンプンに対して、アミラーゼと呼ばれる消化酵素がはたらきます。
アミラーゼといえば、だ液に含まれる消化酵素として有名でしたね。
分解されてできた物質は、デンプンよりも少し分子量が小さいデキストリンです。

このデキストリンに対して、さらにアミラーゼが作用します。
このときにできるのが、マルトースです。
マルトースといえば、マルトースといえば二糖類の一種であり、麦芽糖とも呼ばれましたね。

さらに、マルトースには、マルターゼと呼ばれる消化酵素がはたらきます。
これによってできるのが、単糖類であるグルコースですね。
単糖類は糖類の中で最小の単位なので、この状態で吸収されていきます。

デンプン⇒デキストリン⇒マルトース⇒グルコースという流れを押さえておきましょう。

今回のテーマは、「デンプンの性質」です。