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5分でわかる!セルロースの構造

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この動画の要点まとめ

ポイント

セルロースの構造

高校 化学 6章 2節 16 1 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「セルロースの構造」です。

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みなさんは前回、デンプンの構造や性質について学習してきましたね。
デンプンは多糖類に分類される物質ですが、その他の多糖類としてセルロースがあります。
セルロースは植物の細胞壁の主成分であり、綿花から得られる綿などはほぼ純粋なセルロースです。

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今回は、セルロースの構造について、見ていきましょう。

セルロースは、多数のβ-グルコースが結合してできた多糖類

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セルロースは、図の左のように、線のように見えます。
これだけではよくわからないので、少し拡大してみましょう。

高校 化学 6章 2節 16 1 図のみ

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拡大した様子を表したのが、図の上です。
多数の単糖類が、直鎖状に結合した構造が見えてきますね。

高校 化学 6章 2節 16 1 図のみ

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このひとつひとつの単糖類を拡大してみると、図の右のようになります。
みなさんは、この物質が何かわかりますか?
実は、これはβ-グルコースが繰り返し結合した構造なのです。

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図の右に注目してください。
確かに、右上にあるOHが脱水縮合に使われたようになっていますね。
つまり、セルロースは、多数のβ-グルコースが結合してできた多糖類なのです。

高校 化学 6章 2節 16 1 図のみ

デンプンはα-グルコース、セルロースはβ-グルコース

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ここでのポイントは、デンプンとセルロースの違いです。
デンプンはα-グルコースからできていますが、セルロースはβ-グルコースからできています。

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デンプンとセルロースは、ともに多くの単糖類が結合した多糖類です。
しかし、基本となる単糖類が異なるため、結合のしかたも変わってきます。
デンプンがらせん状なのに対して、セルロースは直鎖状なのでしたね。

セルロースは、ヨウ素デンプン反応を示さない

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ちなみに、この違いは、ヨウ素デンプン反応の結果ともかかわってきます。
デンプンはらせん構造をもつため、内部にヨウ素が入り込み、呈色反応を示しました。
しかし、セルロースは直鎖状構造をもつため、ヨウ素が入り込むすき間がありません。
そのため、セルロースはヨウ素デンプン反応を示さないことになるのです。

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セルロースはβ-グルコースからできており、ヨウ素デンプン反応を示さないことを押さえておきましょう。

高校 化学 6章 2節 16 1 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

セルロースの構造
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