高校化学
5分で解ける!高分子化合物(テスト3、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
演習1は、デンプンとセルロースに関する穴埋め問題です。
2つの違いに注目しながら、用語を整理していきましょう。
デンプンはα-グルコース、セルロースはβ-グルコース
まずは、デンプンとセルロースの構造を振り返りましょう。
デンプンとセルロースは、ともに大量のグルコースが結合してできる多糖類でした。
ポイントは、デンプンはα-グルコース、セルロースはβ-グルコースからできているところです。
また、デンプンはらせん状、セルロースは直鎖状という違いもありました。
そのため、デンプンはヨウ素デンプン反応を示しますが、セルロースはヨウ素デンプン反応を示しません。
それでは、問題文の空欄を考えていきましょう。
まず、デンプンは 【α】 -グルコースが縮合重合したもので、温水に溶けやすい 【アミロース】 と温水に溶けにくい 【アミロペクチン】 とからなるのでした。
一方、セルロースは 【β】 -グルコースが縮合重合したもので、希硫酸によってグルコースにまで分解されるのでした。
グルコースは還元性をもつため、フェーリング液の反応によって 【赤】 色沈殿を生じました。
今回は、確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習しましょう。