高校化学
5分でわかる!アミノ酸のエステル化アセチル化
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この動画の要点まとめ
ポイント
アミノ酸のエステル化・アセチル化
これでわかる!
ポイントの解説授業
アミノ酸は、カルボキシ基とアミノ基を合わせもつため、様々な物質と反応します。
今回は、その例を2つ見ていきましょう。
アミノ酸とアルコールを反応させてエステル化
最初に注目するのは、右側にあるカルボキシ基です。
酢酸などのカルボン酸に関する授業を思い出しましょう。
カルボン酸はアルコールと脱水縮合を起こして、結合します。
このとき、水分子が取れて、エステルができるのでしたね。
このような反応を、エステル化といいました。
これと同じ反応が、アミノ酸でも起こるのです。
図で表すと、次のようになります。
確かに、エステル結合-O- があることがわかりますね。
アミノ酸と無水酢酸を反応させてアセチル化
それでは、もうひとつの反応を紹介します。
次に注目するのは、左側にあるアミノ基です。
今度は、サリチル酸と無水酢酸の反応を思い出しましょう。
サリチル酸のHと無水酢酸のCH3COOが酢酸となり、その他の部分が結合するのでしたね。
これによって、アセチル基CH3COが導入されることを、アセチル化といいましたね。
これと同じ反応が、アミノ酸でも起こります。
確かに、アセチル基CH3CO がありますね。
以上の流れを整理すると、次のようになります。
今回のテーマは、「アミノ酸のエステル化・アセチル化」です。