高校化学
5分で解ける!高分子化合物(テスト4、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
演習1は、アミノ酸の構造に関する問題です。
アミノ酸は、分子内にアミノ基とカルボキシ基を含む
アミノ酸といえば、分子内にアミノ基とカルボキシ基を含む化合物でしたね。
アミノさんの中で特徴的なのが、α-アミノ酸です。
α-アミノ酸は、これらの官能基が1つの炭素原子に結合したものでした。
よって、答えは、 【アミノ】基です。
側鎖が水素ならばグリシン、側鎖がメチル基ならばアラニン
アミノ酸の一般式は、R-CH(NH2)-COOH となります。
この一般式において、Rは側鎖という部分でしたね。
この側鎖の構造がアミノ酸の種類を決定するのでした。
側鎖が水素Hであるアミノ酸を、 【グリシン】 といいました。
側鎖がメチル基CH3 であるアミノ酸は、 【アラニン】 でしたね。
グリシン以外のα-アミノ酸には光学異性体が存在する
最後に考えるのは、鏡像異性体(光学異性体) です。
鏡像異性体をもつためには、不斉炭素原子が必要でしたね。
不斉炭素原子とはどのようなものか、覚えていますか?
4つの異なる原子や原子団が結合した炭素原子のことでしたね。
確かに、アラニンは、4種類の原子や原子団が結合しています。
・水素
・メチル基
・アミノ基
・カルボキシ基
これに対して、グリシンはどうでしょうか?
・水素
・水素
・アミノ基
・カルボキシ基
水素が2つ結合しているということは、不斉炭素原子が存在しませんね。
つまり、グリシンは、鏡像異性体をもちません。
言い換えると、【グリシン】 以外のα-アミノ酸には光学異性体が存在するということになります。
今回は確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習してきましょう。