高校化学
5分で解ける!ペプチドに関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
今回の問題は、トリペプチドの構造異性体に関する問題です。
ペプチド結合には向きがある
まず、トリペプチドとは、3分子のアミノ酸が結合してできるペプチドでしたね。
今回は、グリシン(Gly)・アラニン(Ala)・チロシン(Tyr)からできるトリペプチドを考えましょう。
ペプチドの構造異性体に考えるとき、重要なのはペプチド結合の向きでした。
ペプチド結合には向きがあるため、それぞれのアミノ酸の並び方によって別の物質ができるのでしたね。
ジペプチドの構造異性体は2種類
たとえば、グリシンとアラニンからできるジペプチドには、次の2種類の構造異性体ができます。
Gly-Ala
Ala-Gly
トリペプチドの構造異性体は6種類
それでは、今回のトリペプチドはどうでしょうか?
Gly-Ala-Tyr
Gly-Tyr-Ala
Ala-Gly-Tyr
Ala-Tyr-Gly
Tyr-Gly-Ala
Tyr-Ala-Gly
全部で6種類の構造異性体があることがわかりました。
数学の言葉でいえば、今回のトリペプチドは、3つの異なるものの順列になります。
そのため、3!=6通りと求めることもできます。
練習問題を解いていきましょう。