高校化学
5分でわかる!単純タンパク質の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
単純タンパク質の分類
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、成分に注目してタンパク質を分類しましたね。
アミノ酸だけからなるものを単純タンパク質、糖や色素を含むものを複合タンパク質といいます。
次に、単純タンパク質の分類を考えていきます。
今回は、タンパク質の形状に注目しましょう。
図のように、2種類のタンパク質を用意しました。
明らかに形状が異なりますね。
球状に丸まった球状タンパク質
上のタンパク質は、ポリペプチドの鎖が絡まりあい、球のようになったつくりになっています。
このようなタンパク質のことを、球状タンパク質といいます。
特に、生物の体の中にある球状タンパク質は、親水基を外側、疎水基を内側に向けています。
そのため、水に溶けやすく、細胞内や体液中に存在しています。
束状になった繊維状タンパク質
これに対して、下のタンパク質は、何本からのポリペプチド鎖が束のようになったつくりになっています。
このようなタンパク質のことを、繊維状タンパク質といいます。
繊維状タンパク質は水に溶けず、丈夫なので、筋肉や組織などを形成しています。
今回のテーマは、「単純タンパク質の分類」です。