高校化学
5分で解ける!高分子化合物(テスト5、第1問)に関する問題
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問題の解説授業
タンパク質の変性は不可逆的
まずは、タンパク質の性質について確かめましょう。
タンパク質といえば、熱や酸、アルコールなどの作用で凝固する 【変性】 ですよね。
変性はタンパク質の構造が変わってしまうので、もとに戻すのが困難だということも一緒に思い出せましたか。
ベンゼン環を含むアミノ酸の検出は、キサントプロテイン反応
ベンゼン環をもつタンパク質の呈色反応に関する内容です。
この場合、水溶液に濃硝酸を加えて加熱すると、橙黄色に呈色します。
この反応を、 【キサントプロテイン反応】 といいましたね。
トリペプチド以上のペプチドの検出は、ビウレット反応
最後は、もう一つの呈色反応についてです。
これは、タンパク質が存在するかどうかを調べるための反応ですね。
水酸化ナトリウムと硫酸銅(Ⅱ)水溶液を加えると、赤紫色に呈色します。
これを 【ビウレット反応】 というのでしたよね。
ただし、ビウレット反応を示すタンパク質には、ある条件がありました。
その条件は、トリペプチド以上のペプチドであることでしたよね。
ペプチドの構造異性体は書き出してみる
(2)です。
こちらは、トリペプチドの構造異性体に関する問題です。
ペプチド結合には向きがあるため、アミノ酸が並ぶ順番が重要なのでしたね。
たとえば、3種類のアミノ酸を並べる場合、3!=6つの構造異性体ができました。
ただし、今回の問題では、グリシンGlyが2つでアラニンAlyが一つですね。
つまり、同じアミノ酸が含まれていますね。
こんな場合は、計算で求めようとせず、実際に書きだしてみましょう。
Gly-Gly-Ala
Gly-Ala-Gly
Ala-Gly-Gly
よって、答えは、3つです。
今回は、確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習していきましょう。