高校化学
5分でわかる!ナイロン6
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この動画の要点まとめ
ポイント
ナイロン6
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、ナイロン66を紹介しましたね。
ナイロン66とは、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンからできる合成繊維でした。
「66」という数字は、2つの原料の炭素原子の数を表しているのでしたね。
今回は、ナイロン6という合成繊維を紹介していきます。
ナイロン6の材料は、ε-カプロラクタム
今回も、ナイロン6の材料から考えましょう。
この物質を、ε-カプロラクタムといいます。
前回は、2種類の物質が交互に結合しましたが、今回は1種類だけですね。
ポイントは、ε-カプロラクタムが環状構造をもっていることです。
この物質は、環状構造を開くようにして重合します。
このような種類の重合を、開環重合といいましたね。
反応後の状態は、次のようになります。
開環重合によって結合し、ナイロン6ができましたね。
数字の「6」は、材料に含まれる原子の数
みなさんは、数字の「6」の意味がわかりますか?
ナイロン6の材料となるε-カプロラクタムには、6個の炭素原子が含まれていますね。
「6」個の炭素原子が、ナイロン「6」と関連しているわけです。
今回のテーマは、「ナイロン6」です。