5分でわかる!細胞の歴史
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この動画の要点まとめ
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地球の誕生~生命の誕生
生命誕生の舞台は地球ですね。地球はいったいいつ、どうやって誕生したのでしょうか。
地球 は、複数の隕石が衝突を繰りかえして 約46億年前に誕生 したとされています。誕生したばかりの地球では生命の元となる有機物が全くありませんでした。
この状態から雷や海底火山の活動などにより約8億年かけて有機物が蓄積され、今から 約38億年前に生命が海中で誕生 したとされます。
約38億年前に誕生した最初の生命は、いったいどんな姿だったのでしょうか?
もちろん誰も目にしたことはありません。ただ、いま現存している生物から想定されるのは、最初の生命はいきなり複数の細胞が集まって誕生したとは考えられていません。おそらく、ひとつの細胞によってできた生物、つまり 単細胞生物 であったと考えられています。
光合成ができる細菌の誕生
単細胞生物は、海中の有機物を使って生命活動をしていました。しかし、地球上に単細胞生物が増えてくると、海中での有機物がどんどん不足していきます。
この有機物の不足はどのように解決されたのでしょうか。
今から 約30億年前 のことです。長らく地球を覆っていた厚い雲が、約30億年前には減少し、太陽光が地表に届くようになりました。これにより、光のエネルギーを利用して有機物をつくる生物、つまり 光合成ができる細菌が誕生 したのです。
水を使って光合成をおこなう シアノバクテリア という細菌によって、 酸素が地球上に存在 するようになりました。
多細胞生物の誕生
光合成を行う生物の誕生により、地球上には酸素が増えていきました。すると、発生した 酸素を利用する生物が約20億年前に出現 したのです。
酸素は、生物にとって非常に重要です。細胞は、酸素を使うことで、効率よくエネルギーを取り出せるようになり、より多くの機能を獲得するようになっていきます。
そして 約10億年前 には 複数の細胞で役割を分担して、ひとつの生物として生きる多細胞生物が出現 しました。
多細胞生物がさらに長い年月をかけて進化を続けた結果、いま現在のように、地球上に多種多様な生物が暮らすようになったのです。
地球上に 生命 がどうやって誕生したのか、つまり 細胞 がどうやって誕生したのかを確認していきましょう。