高校生物基礎
5分でわかる!肉眼・顕微鏡で見える限界
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この動画の要点まとめ
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肉眼・顕微鏡で見える限界
これでわかる!
ポイントの解説授業
細胞は生物によって様々な大きさがあります。そして、多くの細胞は顕微鏡を使わないと見ることができない大きさなのです。
今日のテーマは「細胞の大きさ」ですが、その前にまず「肉眼」「光学顕微鏡」「電子顕微鏡」で見える限界についておさえておきましょう。
肉眼での見える限界は0.1~0.2mm
肉眼とはルーペやメガネなどを使わず裸眼で見ることを言います。 肉眼での見える限界は0.1~0.2mm です。定規の一番小さい目盛りが1mmですから、肉眼でもかなり小さいものが見えると言うことがわかります。
しかし、私たちが自分の手などを見て、細胞を見ることはできません。細胞は肉眼で見える限界よりも小さいからですね。
「光学顕微鏡」と「電子顕微鏡」
細胞を観察するためには顕微鏡を使う必要があります。顕微鏡には光学顕微鏡・電子顕微鏡の2種類があり、それぞれ見える限界が異なります。
みなさんが学校で使う顕微鏡は 光学顕微鏡 で、 見える限界は0.2μm(マイクロメートル) です。1mm=1000μmですから定規の一番小さい目盛りを千等分したものが1μmになります。
電子顕微鏡 は更に小さい物を見ることができます。 電子顕微鏡の見える限界は0.2nm(ナノメートル) です。1μm=1000nmです。電子顕微鏡は想像もつかないくらい小さなものまで見ることができるのです。
実際に観察する時は、観察したい物の大きさに合わせて肉眼や顕微鏡を使い分けます。
みなさんは細胞を実際に見たことがありますか。細胞の絵などを見てなんとなく形は知っていると思いますが、実物を目にしたことはありませんよね。