5分でわかる!細胞などの大きさ
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この動画の要点まとめ
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ゾウリムシ>肝細胞>インフルエンザウイルス
下の図は、代表的な微生物やウイルス、細胞などの大きさを比べたものです。
単位はマイクロメートルで右にある物ほど小さいということを表しています。
図の一番左にある ゾウリムシの大きさは約200μm です。肉眼で見える限界は0.2mm=200μmですから、ゾウリムシはぎりぎり肉眼で見えるのですね。
肝細胞 とは肝臓を構成している細胞です。 肝細胞の大きさは約20μm ですので、肉眼で見ることはできません。観察するには 光学顕微鏡 が必要です。
ウイルスと聞くと皆さん非常に小さいというイメージがあると思います。 インフルエンザウイルスの大きさは約0.1μm です。光学顕微鏡の見える限界は0.2μmでしたよね。 インフルエンザウイルスは電子顕微鏡でしか観察できないくらい小さい ということになります。
赤血球>葉緑体>大腸菌>ミトコンドリア
下の図は1〜10μmの大きさの部分を拡大した図になります。様々な細胞が1〜10μmの範囲の大きさにおさまっています。
赤血球 は血液の成分の一つで、酸素を全身に届ける役割を果たしています。 赤血球の大きさは約7.5μm です。
葉緑体 は光合成を行う植物細胞の中に存在します。 葉緑体の大きさは約5μm です。
ミトコンドリア は酸素を用いてエネルギーを効率よく作る働きがあります。 ミトコンドリアの大きさは約2.5μm です。
葉緑体・ミトコンドリアは共に細胞の中に含まれているものです。細菌の一種である 大腸菌の大きさは約3μm です。葉緑体とミトコンドリアの間の大きさですね。
1〜10μmには人の中で酸素の運搬を行っている重要な細胞である赤血球や、それ自体が生物である大腸菌など、様々な細胞があるということがわかります。特に 肝細胞・赤血球・葉緑体・ミトコンドリアの大きさはよく問われる のでしっかりと覚えてください。
細胞の大きさは、実際にはどのようなサイズになっているのでしょうか。見える限界と比べながら様々な生物について見ていきましょう。