高校生物基礎
5分でわかる!光学顕微鏡の使い方
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この動画の要点まとめ
ポイント
ミクロメーターの使い方
これでわかる!
ポイントの解説授業
2つの目盛りを水平にあわせる
まず、接眼ミクロメーターを接眼レンズに入れ、対物ミクロメーターをステージに乗せ観察します。
このとき、私たちの目には、レンズごしに接眼ミクロメーターの目盛りと対物ミクロメーターの目盛りの両方が見えるようになります。2つの目盛りが水平になっていなければ、接眼レンズを回転させて、下の図のように、接眼ミクロメーターの目盛りと対物ミクロメーターの目盛りが水平になるように調節しましょう。
1目盛りの長さを計算する
調節を終えたら以下の手順に従います。
① 接眼ミクロメーターと対物ミクロメーターが2か所で合うように調節する
下の図で点線が引いてある部分があっている部分ということです。
② 接眼ミクロメーターの1目盛りの長さを計算する
対物ミクロメーターの目盛りに対して、接眼ミクロメーターが何目盛りに当たるかを数えると、接眼ミクロメーターの1目盛りの長さが算出できます。
具体的に、下の図の例で考えてみましょう。
対物ミクロメーターは1目盛り10μmでしたね。この図では、10目盛り分なので100μmです。一方、接眼ミクロメーターは5目盛り分になっているので、1目盛りの長さは100μm÷5=20μmとなります。
観察物の大きさを測ろう
③ 観察物の大きさを計算する
対物ミクロメーターを外し、観察対象をステージに乗せます。
観察したい物に合わせて接眼レンズを回し、接眼ミクロメーターを動かして、観察物が接眼ミクロメーターの何目盛り分かを測ります。
接眼ミクロメーターの1目盛り分は、手順②で計算しているので、観察物の長さを測ることができるのです。
では、ミクロメーターの使い方の手順を追って見ていきましょう。