高校生物基礎
5分でわかる!葉緑体における光合成

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この動画の要点まとめ
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葉緑体における光合成
これでわかる!
ポイントの解説授業
光エネルギーの吸収により、ATPを作る

葉緑体は、その名の通り緑色をしています。皆さんの周りにある植物を見ると、その多くが緑色ですね。植物が緑色なのは、植物細胞に葉緑体があり、葉緑体が緑色だからです。

葉緑体が緑色なのは葉緑体の中に緑色の色素があるからです。この緑色の色素が光エネルギーを吸収するのです。


図の①では、葉緑体によって光エネルギーが吸収され、その 光エネルギーによってADPからATPが作られます 。ATPは高エネルギーリン酸結合によって、エネルギーを蓄える物質でしたね。
無機物の水と二酸化炭素を供給

光合成では次に、根から吸い上げられた水と、葉の裏側にある気孔から吸収された二酸化炭素が葉緑体に供給されます。図の②の部分ですね。


二酸化炭素と水は無機物です。これらが同化の材料になるわけですね。
化学反応により有機物が合成される

そして、供給された水と二酸化炭素がATPのエネルギーによって化学反応を起こします。図の③の部分です。


逆にいえば水と二酸化炭素は自然状態では反応を起こさないということですね。ATPのエネルギーを利用した化学反応によって、図の④のように 炭水化物などの有機物 が作られるのです。この有機物は植物の成長などに用いられます。
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植物の葉緑体において、実際にはどのような反応を経て有機物が合成されているかを詳しくみていきましょう。