高校生物基礎
5分でわかる!減数分裂の特徴
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この動画の要点まとめ
ポイント
減数分裂の特徴
これでわかる!
ポイントの解説授業
減数分裂は生殖細胞が行う
体細胞分裂は、分裂組織があれば体のどこでも細胞をつくることができます。しかし、減数分裂は、配偶子(卵や精子)をつくるための特別な分裂なので、全身で行う必要はありませんよね。 減数分裂 は、 生殖細胞だけ で行われます。例えば、男子だったら 精巣 、女子だったら 卵巣 です。
DNA量、染色体数が半減する
では、減数分裂はどのように行われるのでしょうか。精子を例にした次の図を見ながら確認していきましょう。
減数分裂では、生殖細胞が 第一分裂 、 第二分裂 という連続する2回の分裂を起こし、1つの生殖細胞から4つの精子をつくります。
これは決して、元の細胞のコピーが4つできたというわけではありません。元の細胞は、母由来と父由来のゲノムが2セット入っているため、染色体量は 46本 です。そのままコピーしてしまうと、誕生する子供の染色体量は精子の46本と卵の46本をあわせて92本になってしまいますよね。
したがって、生殖細胞は2回分裂することによって、細胞1個あたりの染色体数を 23本 に半減させるのです。この細胞1つが、配偶子となります。より詳しい分裂の様子は次のポイントで解説していきましょう。
今回は、減数分裂の特徴について説明していきます。