高校生物基礎

高校生物基礎
5分でわかる!ショウジョウバエのだ腺染色体

390

5分でわかる!ショウジョウバエのだ腺染色体

390

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

ショウジョウバエのだ線染色体

高校 生物基礎 遺伝子28 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

受精卵から成体になるまでの 発生 のプロセスのなかで、どのようにして形質発現が行われているのか説明していきますね。

成長に伴い、パフの位置や形状が変化

lecturer_avatar

発生のプロセスに関する初期の研究では、 ショウジョウバエ が使われました。ショウジョウバエは、 だ腺染色体 という巨大な染色体をもっているため、非常に観察がしやすかったのです。

lecturer_avatar

下の図は左から、ショウジョウバエの受精卵〜成虫までの発生の過程と、それぞれの段階におけるだ腺染色体の様子を並べています。

高校 生物基礎 遺伝子28 ポイント2 図のみ
lecturer_avatar

まず、受精卵のときのだ腺染色体を見てみると、一部膨らんでいることに気づきます。この膨らみは パフ と呼ばれます。ショウジョウバエのパフは発生段階を追うごとにその位置や形状が異なっていくことがわかりました。

パフの変化は、mRNAの変化を示す

lecturer_avatar

研究の初期では、このパフがどんな役割をはたしているかはわかっていませんでした。そこで、パフの周りにDNAのヌクレオチドを入れてみたり、RNAのヌクレオチドを入れてみたりして観察してみたのです。

lecturer_avatar

すると、パフにはRNAのヌクレオチドがどんどん吸い込まれていくことがわかりました。RNAといえば、そうDNAの遺伝情報を 転写 するものでしたね。パフはDNAからRNAへの 転写 が行われている場所であることがわかったのです。

lecturer_avatar

発生段階によってパフの位置が変化することから、作られるmRNAも発生段階によって変化していきます。そのmRNAを翻訳して得られる タンパク質 も変化していき、発生を進める原動力になっているということです。

高校 生物基礎 遺伝子28 ポイント2

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

ショウジョウバエのだ腺染色体
390
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      遺伝子

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          遺伝子とゲノム

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校生物基礎