通常、 体細胞分裂 はDNAが 複製 されてから 分裂 し、次に分裂する際も再びDNAが複製されてから分裂していましたね。そのため、生成された細胞は、元の細胞と同様のDNA量を持っていました。

しかし、今回の問題は、「二回の連続した分裂」で、元のDNAに対して生成された細胞のDNA量と染色体数が「半減する」分裂なので、体細胞分裂とは異なります。答えは、 減数分裂 ですね。

メンデルの法則についての問題です。

私たちは、父と母の両方から遺伝子を受け取っています。例えば両親が一重まぶたと二重まぶたで異なる場合、子には両方の遺伝子が受け継がれます。しかし、一重まぶたと二重まぶたの中間のようなまぶたになることはなく、必ずどちらか優性の形質の方が現れます。このように二つの異なる性質があった場合に、優性の形質が現れるこの法則のことを、 優性の法則 と言いましたね。

メンデルは、代々丸形のエンドウと代々しわ形のエンドウを使って実験しましたね。この２種を交配させると、必ず丸形のエンドウが現れました。

メンデルが見つけたもう１つの法則は何でしたでしょうか？　子には必ず、父由来、母由来の遺伝子が分離して分配されていましたね。これを 分離の法則 といいました。

子に出現するのは、優性の形質であっても、劣性の遺伝子も遺伝しています。エンドウの実験では、丸形としわ形の交配によりできた子は、外見は丸形ですが、しわ形の遺伝子も受け継がれていました。交配によってできた子同士がかけ合わさると、一部の孫には劣性の遺伝子と劣性の遺伝子が受け継がれるため、一定の割合で劣性の形質、つまりしわ形が出現します。