高校生物基礎
5分でわかる!血液
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この動画の要点まとめ
ポイント
血液
これでわかる!
ポイントの解説授業
体液には、血液、組織液、リンパ液の3種類があります。今回は、体液の1つ、 血液 について詳しくみていきます。
血しょう(液体成分)+血球(固体成分)
ヒトの血液は、体重のどれくらいの割合を占めるかわかりますか?
実は、血液は ヒトの体重の約1/13 の重さを占めます。例えば、体重65kgのヒトの血液は5kgとなります。みなさんが想像していたよりも少ない量ではないでしょうか。
また、血液はサラサラの純粋な液体ではありません。液体成分だけでなく固体成分、つまり細胞が入っていたりします。この液体成分と固体成分が、どれくらいの割合か想像ができますか。
実は、上図に示した通り、 液体成分が占める割合は55%、固体成分は45% となります。ほぼ液体と固体が半々なので、血液はかなりドロドロなんですね。
この血液の液体成分・固体成分にはそれぞれ名前がついています。液体成分は 血しょう と呼ばれ、固体成分は 血球 と呼ばれます。つまり、血液は、 血しょう と 血球 から成り立っていることをおさえておきましょう。
体内の状態を一定に保つことを 恒常性(ホメオスタシス) といいましたね。恒常性に欠かせなかったのが、 体液の循環 でした。