高校生物基礎
5分でわかる!血液の成分
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この動画の要点まとめ
ポイント
血液の成分
これでわかる!
ポイントの解説授業
血しょうは、栄養分・老廃物・タンパク質を運搬
まずは血しょう(液体成分)を確認します。
血液の55%を占めている血しょうは、糖分などの 栄養分 や、アンモニアなどの 老廃物 、酵素などの タンパク質 を 運ぶ 働きがあります。
赤血球のヘモグロビンが、酸素と二酸化炭素を運搬
血液の45%を占めている血球は、 赤血球 ・ 白血球 ・ 血小板 の3種類の細胞で構成されています。
左図の 赤血球 は、 真ん中の部分が凹んだ形 をしていますね。もともとは核をもつ細胞だったのですが、赤血球になる過程で、核が排除され、凹んだ形になりました。
赤血球は ヘモグロビン というタンパク質を含んでいます。ヘモグロビンは、 酸素 と 二酸化炭素 を結合して、これらの物質を運搬する働きがあります。
白血球は免疫細胞
真ん中の図の 白血球 は、赤血球と異なり 核をもっている 細胞です。
白血球には 異物を排除 する働き、つまり 免疫 機能があります。私たちの体に、細菌などが入ってきて増殖すると、病気になってしまいますよね。白血球には、自分以外の細胞を排除する役割があるのです。
血小板は、血液を凝固させる働き
右の図は 血小板 です。血小板には赤血球同様、核がありません。もともと1つだった細胞がちぎれる形でできたものなので、大小さまざまな形があるのも特徴です。
血小板には 血液を凝固 させる働きがあります。みなさんもケガをすると、傷口がかさぶたになりますよね。血液中の血小板が血液を固めるため、傷口はふさがってくれるのです。
血液は、血しょう(液体成分)+血球(固体成分)で構成されてしましたね。この血しょうと血球が、それぞれどんな形をしていて、どんな働きなのかを詳しくみていきましょう。