高校生物基礎
5分でわかる!血液凝固阻害
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この動画の要点まとめ
ポイント
血液凝固阻害
これでわかる!
ポイントの解説授業
血液凝固を阻害する3つの方法
血液が凝固するプロセスは以下の通りでしたね。
この血液凝固を阻害する方法として、以下の3つをおさえておきましょう。
①の クエン酸ナトリウム は、 カルシウムイオン(Ca2+)を除去 する作用があります。例えば試験官にあらかじめクエン酸ナトリウムを入れておき、そこに血液を入れることで、血液凝固を防いだりします。
②の ヘパリン は、 トロンビン の 効果を抑える 働きがあります。このヘパリンは体内の 肝臓 で作られています。肝臓は体内でも大量の血液が流れ込む場所です。もしここで血液凝固が起こってしまったら、大変なことになってしまいますよね。肝臓のヘパリンはそのリスクをおさえる働きがあります。
③の ガラス棒 は、フィブリンを絡め取ることによって血液凝固を阻害します。ガラス棒はタンパク質を吸着する性質があるため、フィブリンと血球が絡まって血ぺいができることを妨げます。
血液研究などでは、血液を凝固させたくないときもあります。血液凝固を阻害する方法についてもしっかりおさえましょう。