高校生物基礎

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5分でわかる!体液性免疫①

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この動画の要点まとめ

ポイント

体液性免疫①

高校 生物基礎 体内環境の維持10 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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体内への抗原侵入に対しては、まず自然免疫が作用しますね。自然免疫で対応しきれないとき、特定の抗原に対して作用する獲得免疫が対処します。今回は、2種類ある獲得免疫のうち、 体液性免疫 について詳しくみていきましょう。

好中球のあとに対応する白血球は?

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図は、体外から侵入してきた抗原に対して、 樹状細胞 が作用する様子を模式的に示したものです。

高校 生物基礎 体内環境の維持10 ポイント2 囲み以外
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体外から抗原が入ってくると、最初に働くのは自然免疫のうちの 好中球 です。もし好中球で対応できないときには、 樹状細胞 、あるいは マクロファージ が対応します。図では樹状細胞を例にとっています。

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「あれっ!? 自然免疫で対応できない抗原には獲得免疫が働くって、先生いってたじゃん!樹状細胞とマクロファージは自然免疫でしょ!」と思われる方もいるかもしれませんね。確かにその通りです。樹状細胞あるいはマクロファージが対処するのは、あくまでプロセスの1つで、獲得免疫はこの後に登場します。

抗原の断片を細胞の外に出す「抗原提示」

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樹状細胞が抗原に対してどのような対処をするのか、具体的にみていきましょう。

高校 生物基礎 体内環境の維持10 ポイント2 囲み以外
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図のようにして、樹状細胞は抗原を食作用し、酵素で分解する細胞内消化を行います。ここまでは好中球と全く同じプロセスですね。しかし、樹状細胞はこの後、抗原の断片を細胞の外に出す 抗原提示 を行います。

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断片になった抗原を受け取るのは、リンパ球の1つである ヘルパーT細胞 です。抗原提示によって情報を受け取ったヘルパーT細胞は、 インターロイキン と呼ばれる物質を分泌します。

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インターロイキンは、リンパ球の1つである B細胞 に作用し、B細胞は分化し、増殖していきます。

高校 生物基礎 体内環境の維持10 ポイント2 POINT穴埋め
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樹状細胞より、抗原提示を受けたヘルパーT細胞がB細胞を分化し、増殖させるところまでが、体液性免疫の前半戦です。次の授業で、そのあとのプロセスを確認しましょう。

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

体液性免疫①
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