高校生物基礎
5分でわかる!Ⅱ型糖尿病
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この動画の要点まとめ
ポイント
Ⅱ型糖尿病
これでわかる!
ポイントの解説授業
インスリンが受容体に結合できない!?
図は、一段目に健康な人のインスリンの作用を、二段目と三段目にⅡ型糖尿病患者のインスリンの作用を模式的に示しています。
健康な人の場合、インスリンが全身の細胞の受容体に結合し、血液中のグルコースをうまく取り込むことができるようになります。
しかし、Ⅱ型糖尿病患者の図をよくみてください。生成するインスリンと細胞の受容体との形が合わないため、結合できません。インスリンがうまく作用しないために、血液中のグルコースを取り込むことができず、糖尿病となってしまうわけです。
インスリンがつくられないⅠ型糖尿病と、インスリンはつくるけど受容体と結合できないⅡ型糖尿病の違いをしっかりおさえましょう。
糖尿病のうち、インスリンが分泌できなくなるのがⅠ型糖尿病でした。一方、Ⅱ型糖尿病では、インスリンが産生されているのに、血糖値を下げることができないのです。