高校生物基礎
5分で解ける!体温調節:体温低下からの調節に関する問題
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練習の解説授業
発熱促進と放熱減少で、体温上昇
この問題では「心臓の拍動を促進」させるホルモンを答えましょう。間脳の視床下部が寒冷刺激を感知すると、交感神経を刺激します。交感神経は直接心臓を刺激するほか、副腎の髄質を刺激し、 アドレナリン というホルモンを分泌させます。このアドレナリンも心臓に作用して拍動促進させ、発熱させるのでしたね。
「放熱の減少」のために体が行うのは、体表への血管収縮と、立毛筋の収縮の2つがありました。これらはすべて交感神経によって制御されています。外気に熱を奪われるのを防ぐ効果がありました。
体温が低下したとき、われわれの体は「発熱の促進」によって熱をつくり、「放熱の減少」によって熱が奪われるのを防いでいます。