高校生物基礎
5分で解ける!体内環境の維持(テスト5、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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解説
これでわかる!
問題の解説授業
ホルモンが作用するプロセスをおさえよう
タンパク質系のペプチドホルモンは、サイズが 大きい ため、細胞膜を通過することができません。そのため、細胞膜の外側にある 受容体 に結合して間接的に作用するんでしたね。よって②は、 ◯ です。
脂質系のステロイドホルモンは、小さいのに加え、細胞膜と同じ脂質で構成されているので細胞膜を通過することができます。しかし、 チロキシン はステロイドホルモンではなく アミノ酸ホルモン であるため、間違いです。よって③は、 × です。
甲状腺から血液中に分泌されたチロキシンは、全身をめぐり、肝臓でグリコーゲンの分解を促すほか、視床下部や前葉に達します。もし、ここで前葉による甲状腺刺激ホルモンの分泌を促進してしまうと、甲状腺からチロキシンが作られ続けてしまうことになります。肝臓への作用もずっと続くことになり、血糖量を一定の範囲内におさめる調節ができなくなってしまいます。
チロキシンの分泌では 負のフィードバック が働き、前葉のホルモン分泌は徐々に 抑制 されていきます。よって④は、 × です。
ホルモンは内分泌腺から血液中に分泌され、全身をめぐります。しかし、すべての細胞に作用するのではなく、特定の 受容体 がある細胞にのみ作用します。よって①は、 ◯ です。