高校生物基礎
5分で解ける!生物の多様性(テスト2、第2問)に関する問題
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問題
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解説
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問題の解説授業
降水量・気温・植生の3つが重要ポイント
イは、降水量が1000mm以下で、熱帯・亜熱帯に分布しているバイオームです。降水量は少ないものの、砂漠になるほどではありません。答えは、草原のバイオームのひとつ サバンナ ですね。
ウは、北海道などに生育する針葉樹林と、東日本から西日本にかけて分布する照葉樹林との間にあるバイオームです。 夏緑樹林 ですね。夏緑樹林は東北地方などで見られるバイオームで、その樹種は寒さが厳しい冬に葉を落とす落葉広葉樹林でした。
エは、降水量が乏しく、年平均気温が-5℃を下回るような厳しい環境のバイオームです。あてはまるのは ツンドラ ですね。ツンドラには、土壌がなく、コケ植物や地衣類だけが生育できるのでした。
地衣類:エ つる植物:ア ミズナラ:ウ です。
地衣類は、菌類とシアノバクテリアが共生する植物で、土壌がなくても生育できるのが特徴です。バイオームのうち、土壌がない エ:ツンドラ で主に生育します。
樹木に巻き付くつる植物は、 ア:熱帯多雨林 にみられる草本です。うっそうとしたジャングルをイメージすればよいでしょう。
ミズナラはブナと同じ落葉広葉樹です。落葉広葉樹は、夏緑樹林もしくは雨緑樹林にみられます。ミズナラは日本にみられる植物ですから、 ウ:夏緑樹林 に生育します。雨緑樹林は雨季と乾季がはっきり分かれた地域で見られるバイオームですね。
アは、降水量が最も多く、気温が非常に高いのが特徴です。一年間雨がよく降る環境で育つ樹林は、多雨林といいました。アは、亜熱帯多雨林よりもさらに温度が高くなっているので、 熱帯多雨林 ですね。