高校生物基礎

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5分でわかる!生態系のバランスに影響を与える種

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この動画の要点まとめ

ポイント

生態系のバランスに影響を与える種

高校 生物基礎 生態系3 ポイント1

これでわかる!
ポイントの解説授業
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生物は有機物のとり方によって生産者・消費者・分解者の3つの栄養段階に分かれ、そこには食物連鎖がありました。実際の生態系では食物連鎖は複雑に絡み合い、食物網が形成されていましたね。

復習
高校 生物基礎 生態系2 ポイント3 (前回の図です)
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実は、食物網の中には、いなくなると生態系が大きく変化してしまうような重要な種が存在しています。今回はどのような生物が重要で、どうしてその生物が重要となるのかについてみていきましょう。

生態系の維持に不可欠なキーストーン種

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下に示した3枚の写真はそれぞれラッコ、ウニ、ジャイアントケルプ(海藻)です。ラッコはウニを食べ、ウニはジャイアントケルプを食べます。この3種が生育している生態系を例にとって重要な生物についてみていきます。

高校 生物基礎 生態系3 ポイント1 ポイントは除く
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生態系において重要な生物種のことを キーストーン種 (キーストーン捕食者)といいます。食物網の上位に位置し、生態系の維持に不可欠な生物種がキーストーン種となります。簡単にいえば、その地域の生態系からいなくなると生態系が大きく変化していまう種ということです。

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今回の例でいえば、ラッコ、ウニ、ジャイアントケルプ(海藻)のうち、どれがキーストーン種かわかりますか?

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正解は、ラッコです。確かに食物網の上位に位置していますね。

もし生態系からラッコがいなくなったら…

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実際、ラッコが乱獲などでいなくなったとすると、生態系はどう変化するかを考えてみましょう。

高校 生物基礎 生態系3 ポイント1 ポイントは除く
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ラッコがいなくなると、ウニが捕食されなくなるので、ウニの個体数は増加しますね。ウニの個体数が増加すると、ウニに食べられるジャイアントケルプの個体数は減少します。

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影響はこの2種だけに及びません。ジャイアントケルプは非常に大きな植物で、小魚などのすみかとして、重要な役割を果たしています。ジャイアントケルプの個体数が減少してしまうことで小魚などのすみかがなくなり、小魚もその地域に生息することができなくなります。

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ラッコがいなくなることで、多くの種に影響を及ぼしていますね。食物網の上位に位置する種は、キーストーン種であるということがわかると思います。

高校 生物基礎 生態系3 ポイント1 ポイント含める

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

生態系のバランスに影響を与える種
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