高校生物基礎
5分でわかる!温室効果
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この動画の要点まとめ
ポイント
温室効果
これでわかる!
ポイントの解説授業
熱エネルギーをとどめやすい温室効果ガス
地球の大気は、太陽光によって暖められているということは、みなさんも知っていますよね。正確には、太陽光が地面に降り注ぎ、地面が熱を発することで大気が暖められているのです。地面からの熱は、空気を暖めつつ、大気圏外へと放出されていきます。
ところが大気中に 二酸化炭素 ・ メタン などの温室効果ガスが多く存在すると、どうなるでしょうか。温室効果ガスは、熱エネルギーを留めやすい気体です。熱の一部は大気圏外へと放出されますが、残りは温室効果ガスによって大気中に留められ、熱がこもるようになります。
温室効果ガスには、一度暖められると温度が下がりにくいという性質があります。大気中に温室効果ガスがあると、熱が十分に放出されず、大気中に蓄積していきます。結果、地球の気温が徐々に上昇していくことになります。これを温室効果といいます。
温室効果により、地球が温暖化すると、いったい生態系にはどのような影響があるのでしょうか。
人間が引き起こした撹乱は、前回紹介した酸性雨だけではありません。今回は、地球温暖化の原因となっている 温室効果 について詳しく学びましょう。