高校生物基礎

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5分でわかる!温暖化による影響

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この動画の要点まとめ

ポイント

温暖化による影響

高校 生物基礎 生態系13 ポイント2 ポイントは除く

これでわかる!
ポイントの解説授業
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温室効果による地球温暖化が、生態系にどのような影響を及ぼすかみていきましょう。気温が上昇することによって起きる現象・影響のうち、代表的な3つを取り上げます。

氷河が溶けて、海面が上昇

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1つ目は 海面の上昇 です。

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温暖化により、海水の膨張や山岳氷河が溶けるようになります。すると、海水の量が増え、海面が上昇し、陸地の面積が減少します。陸地が狭まれば生物の生息域が狭まります。特に小さな島などでは生態系への影響が大きくなります。

高校 生物基礎 生態系13 ポイント2 「気温の上昇」+上の1行のみ

温帯の植物が高地にも進出

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2つ目は、 温帯にしか見られなかった植物が、高緯度・高地にも分布を拡大 することです。

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高緯度・高地は気温が低く、本来、温帯の植物は生育できません。しかし、地球全体が温暖化することで温帯の植物が気温が低かった地域にも生育できるようになります。

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寒い地域で生育する植物によって作られていた生態系が、植生の変化によって大きく影響を受けてしまいます。

高校 生物基礎 生態系13 ポイント2 「気温の上昇」+上の1~2行のみ

サンゴ礁の破壊による生態系の攪乱

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3つ目は 海水温の上昇によるサンゴ礁の破壊 です。

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サンゴ礁は、小魚や植物プランクトンのすみか・隠れ家の役割を果たしています。植物プランクトンや小魚を食べる魚なども、サンゴ礁の近くに生育し、サンゴ礁が存在するだけで、その海域には豊かな生態系が構成されることになるのです。

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サンゴ礁は、 サンゴ虫褐虫藻 というふたつの生物が共生することによってできています。褐虫藻はサンゴ虫に光合成でできた有機物を提供します。サンゴ虫は有機物の元となる窒素やリンを褐虫藻に提供します。この共生関係によってサンゴ礁ができているのです。

高校 生物基礎 生態系13 ポイント2 ポイントのぞく
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では、海水温が上がると、サンゴ礁はなぜ破壊されてしまうのでしょうか。実は、海水温が上昇すると、褐虫藻の光合成の効率が低下します。するとサンゴ虫に提供できる有機物の量は減少します。なので共生関係が解消されてしまい、サンゴ虫から褐虫藻が追い出されるようになります。

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サンゴ礁の色は褐虫藻の色ですから、褐虫藻が存在しなくなったサンゴ礁は白くなってしまいます。一旦白くなったサンゴ礁は時間が経つと、完全に消滅してしまいます。つまり植物プランクトンや小魚のすみかが失われ、豊かな生態系が失われることになるのです。

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このように、サンゴ礁が白くなることを 白化現象 といいます。

高校 生物基礎 生態系13 ポイント2 すべて埋める

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

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