高校生物基礎
5分でわかる!侵略的外来生物
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
侵略的外来生物
これでわかる!
ポイントの解説授業
琵琶湖の生態系を変えたオオクチバス
侵略的外来生物の代表例のひとつが、写真左の オオクチバス です。オオクチバスはもともと日本にはいない種でした。しかし、バス釣りを楽しむ人のために、琵琶湖をはじめとする日本全国で放流されました。
オオクチバスは強い繁殖力を持つ魚です。また、様々な魚や昆虫を食べます。琵琶湖では、 ホンモロコ や ゲンゴロウ などの固有種が生態系を構成していましたが、オオクチバスの放流によって生態系は激変しました。ホンモロコやゲンゴロウがオオクチバスに食べられてしまうようになり、個体数が激減したのです。
ハブ対策のはずのマングースが…
侵略的外来生物の代表例の二つ目は、沖縄などに放たれた マングース です
マングースはハブの天敵であり、島にすみついたハブを減らすために人為的に持ち込まれました。ところが、マングースは アマミノクロウサギ や ヤンバルクイナ といった稀少種を食べてしまったのです。結果、もともといた種によって構成されていた生態系は大きく変化してしまうことになりました。
侵略的外来生物にはどのような生物がいて、どのように生態系に影響を与えるかについて解説していきます。下の写真を見てください。