高校生物
5分でわかる!真核細胞の比較
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この動画の要点まとめ
ポイント
真核細胞の比較
これでわかる!
ポイントの解説授業
共通点は、核・ミトコンドリア・細胞膜・細胞質基質
共通点は、①核、②ミトコンドリア、③細胞膜、④細胞質基質の4つです。
次の図を見てください。
①核
まず、動物細胞と植物細胞は真核細胞なので、核は共通して見られます。
②ミトコンドリア、③細胞膜
図には、エネルギー変換に関わる膜構造体のミトコンドリアと、細胞の外側にある細胞膜がかかれていますね。
これらも、動物細胞と植物細胞に共通して見られる特徴です。
④細胞質基質
細胞質基質も、動物細胞と植物細胞に共通して見られるものです。
なお、真核細胞においては、核を除いた細胞の中身を細胞質といいます。
細胞質基質とは、細胞質からさらにミトコンドリアのような膜構造体を除いた部分を指します。
相違点は、葉緑体・細胞壁・発達した液胞
次に、動物細胞と植物細胞の相違点に注目していきます。
植物細胞にのみ見られる特徴があります。
①葉緑体、②細胞壁、③発達した液胞の3つです。
もう一度、次の図を見てください。
①葉緑体
葉緑体は膜構造体の1つで、光合成をするところです。
この図では、植物細胞のミトコンドリアの下に描かれています。
動物細胞は葉緑体をもたないため、光合成を行うことができません。
②細胞壁
細胞壁は、細胞膜の更に外側にあり、細胞の形を保つ働きをしています。
動物細胞の場合、細胞と外界を隔てているのは、細胞膜のみです。
③発達した液胞
植物細胞の右下には、大きな袋状のつくりである液胞があります。
液胞は、細胞の中でできた栄養分や老廃物を一時的にストックするところです。
ただし、液胞については、注意が必要です。
「発達した」 という表現に注目してください。
液胞そのものは、植物細胞だけでなく動物細胞でも見られますが、発達した液胞が見られるのは植物細胞だけです。
以上、動物と植物の細胞について、共通点と相違点を整理しておきましょう。
真核細胞は、動物細胞と植物細胞に分けることができましたね。
では、これらの共通点と相違点を見ていきましょう。