高校生物
5分で解ける!細胞の構造:細胞膜と核に関する問題
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
細胞膜・核・染色体の構造をおさえよう
細胞膜はリン脂質とタンパク質から構成されています。
特にタンパク質は、並列したリン脂質の中を自由に動きまわることができます。
この状態を、流動モザイクモデルといいます。
核膜も、細胞膜と同じリン脂質の二重層で構成されています。
ただ核膜の場合は、リン脂質の二重層構造が2枚重なって構成されています。
これを二重膜構造といいます。
それに対して、細胞膜はリン脂質の二重層構造が1枚だけでできていました。
紛らわしいので注意しておきましょう。
DNAが染色体を形成するプロセスを思い出してください。
ほとんどのDNAは、核内でヒストンというタンパク質と結合することによってヌクレオソームになっています。
そのヌクレオソームが集合すると、繊維状のものになります。
この繊維を、クロマチン繊維といいます。
ちなみに、クロマチン繊維がさらに凝集することで、染色体が形成されます。
細胞膜の成分であるリン脂質は、リン酸と脂肪酸でできています。
リン酸は親水性、脂肪酸は疎水性です。
細胞膜は、リン脂質において親水性をもつリン酸の部分が、外側を向いた状態で二重層を形成しています。