高校生物
5分でわかる!葉緑体の構造と働き
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この動画の要点まとめ
ポイント
葉緑体の構造と働き
これでわかる!
ポイントの解説授業
葉緑体は二重膜構造
下の図は葉緑体の構造の模式図です。
葉緑体は、ミトコンドリアと同じように二重膜構造をしています。
図を見ると、葉緑体の一番外側にある膜のすぐ内側に、もう1枚膜があるのが分かりますよね。
チラコイド・ストロマ・グラナ構造
続いて、内部構造を詳しく見ていきましょう。
次の図を見てください。
葉緑体の内部には、扁平な膜構造があるのがわかりますか?
これを、チラコイドといいます。
さらに、チラコイドが集まっている部分をグラナ構造といいます。
また、チラコイドの間を満たしている部分をストロマといいます。
チラコイド・グラナ構造・ストロマの3つを区別できるようにしておきましょう。
後の光合成の授業で詳しく扱いますが、チラコイドにはクロロフィルという色素が入っています。
クロロフィルは光を吸収する色素で、緑色をしています。
このクロロフィルによって、葉緑体は光を吸収する働きをしているのです。
葉緑体の働きは光合成
葉緑体の働きについて見ていきましょう。
葉緑体は、二酸化炭素と水を材料とし、光エネルギーを利用することによって、有機物と酸素を作ることになります。
さらに植物は、葉緑体で作り出した有機物を、ミトコンドリアが分解し、ATPを作って生きています。
葉緑体が光エネルギーを利用して有機物を作る過程を、光合成といいます。
ミトコンドリアの働きである呼吸と、葉緑体の働きである光合成を区別しておきましょう。
葉緑体の構造と働きについて見ていきましょう
葉緑体は、動物細胞にはなく植物細胞のみに見られる膜構造体でしたね。