高校生物
5分で解ける!能動輸送に関する問題
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練習の解説授業
能動輸送を担うポンプについておさえよう
カリウムイオンは、細胞内で高濃度、細胞外で低濃度の状態で保たれています。
これは、カリウムポンプの能動輸送の働きによるものです。
カリウムポンプは常に動いており、カリウムイオンが細胞内で高濃度になる状態を保っています。
したがって、カリウムポンプは、カリウムイオンを細胞外から細胞内へ輸送しているということが分かります。
物質は、拡散という、高濃度のものと低濃度のものが混ざり合うと、均一の濃度になろうとする性質があります。
例えば、濃度の異なる2つの溶液を混ぜた場合、溶質は高濃度のほうから低濃度のほうへ自動的に移動していきます。
しかし、能動輸送は、低濃度のほうから高濃度のほうへの輸送です。
本来物質がもっている拡散という性質に逆らっていますね。
そのため、エネルギーを消費しないと、物質を低濃度のほうから高濃度のほうへ輸送することはできません。
能動輸送に必要なエネルギーは、細胞内のATPを分解することで得られています。
ATPを分解する酵素を、ATP分解酵素といいます。
ポンプは、能動輸送の役割を担っているだけではなく、ATP分解酵素としての働きももっていることを覚えておきましょう。
ナトリウムイオンは、細胞外で高濃度、細胞内で低濃度の状態で保たれています。
これは、ナトリウムポンプの能動輸送の働きによるものです。
能動輸送とは、物質が低濃度のほうから高濃度のほうへ移動する輸送です。
ナトリウムポンプは常に動いており、ナトリウムイオンが細胞外で高濃度になる状態を保っています。
したがって、ナトリウムポンプは、ナトリウムイオンを細胞内から細胞外へ輸送しているということが分かりますね。