高校生物
5分でわかる!タンパク質の役割
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この動画の要点まとめ
ポイント
アミノ酸
これでわかる!
ポイントの解説授業
タンパク質はアミノ酸からできている
タンパク質を細かく分解していくと、アミノ酸に行き着きます。
言い換えると、たくさんのアミノ酸が結合して、タンパク質となっているわけです。
アミノ酸にはたくさんの種類がありますが、どのアミノ酸にも共通した構造があります。
それを図に表すと、次のようになります。
アミノ酸は、アミノ基とカルボキシル基をもつ
アミノ酸の構造を詳しく見ていきましょう。
最初に注目するのは、図の真ん中にあり、「C」で表される炭素原子です。
この炭素原子の左には、「NH2」で表されるアミノ基があります。
右には、「COOH」で表されるカルボキシル基があります。
アミノ酸は、アミノ基とカルボキシ基を必ず含んでいるのです。
ちなみに、カルボキシル基は、カルボキシ基と呼ばれることもあります。
そのほかに、中心の炭素原子の下には、水素原子があります。
最後に、炭素原子の上には、「R」で表される側鎖があります。
この側鎖の部分が様々なものに置き換わることで、色々な種類のアミノ酸ができるわけです。
体内では合成できない必須アミノ酸
アミノ酸には、たくさんの種類があると紹介しました。
そのうち、ヒトのタンパク質を構成するアミノ酸は、約20種類です。
その中でも、10種類のアミノ酸を、必須アミノ酸といいます。
必須アミノ酸とは、ヒトの体内で合成できないアミノ酸です。
体内で合成できないので、私たちが必須アミノ酸を取り入れるには、食物などから摂取するしかありません。
必須アミノ酸を食物などから摂取しないと、ヒトは死んでしまうのです。
まさに、私たちヒトにとって「必須」なアミノ酸ということですね。
必須アミノ酸の例としては、メチオニンなどがあげられます。
タンパク質は、筋肉や水晶体、爪、涙など、様々なつくりに含まれています。
これらのタンパク質は、どのような構造でできているのでしょうか?