高校生物
5分でわかる!タンパク質の立体構造(1)
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この動画の要点まとめ
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タンパク質の立体構造(1)
これでわかる!
ポイントの解説授業
一次構造⇒アミノ酸が一列に連なったポリペプチド
下の図は、たくさんのアミノ酸がペプチド結合によって1列に連結している様子を表します。
丸い構造物1つ1つはアミノ酸を表し、図のように1列に結合したペプチドを、ポリペプチドといいます。
また、このようにアミノ酸が一列に連なった構造を、タンパク質の一次構造といいます。
一次構造は、アミノ酸がただ一列に連結しただけです。
そのため、立体構造ではないことに注意してください。
二次構造⇒水素結合によって立体構造へ
つづいて、一本のポリペプチドが折り曲がるようにして、次のような構造ができました。
黒い枠で囲まれた2つのペプチド結合に注目してください。
ペプチド結合のC=OとH-Nの間には、ゆるやかな結合が生じます。
この結合を水素結合といいます。
一次構造が折れ曲がり、さらにペプチド結合同士が水素結合していくことで、タンパク質はより複雑な立体構造になっていきます。
このような構造を、タンパク質の二次構造といいます。
二次構造はらせん状やシート状構造
二次構造には、いくつかの種類があります。
らせん状の構造をしたものをαヘリックス、ジグザグ状の構造をしたものをβシートといいます。
二次構造は、ポリペプチドのペプチド結合同士が水素結合をすることで、立体構造をとるわけですね。
しっかり覚えておきましょう。
タンパク質は、多数のアミノ酸がペプチド結合によってつながることでできています。
このとき、立体構造をとることで、タンパク質としての働きをもつようになります。
タンパク質が立体構造をとっていく過程を見ていきましょう。