高校生物
5分でわかる!酵素反応速度
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この動画の要点まとめ
ポイント
酵素反応速度
これでわかる!
ポイントの解説授業
酵素が基質を生成物に変える速さのことを、酵素反応速度といいます。
定義としては、単位時間あたりに、酵素が基質と結合して生成する生成物量となります。
酵素反応速度は、酵素の量や基質の量によって変化します。
酵素反応速度は時間の変化に注目
酵素反応速度について、もう少しイメージを膨らませてみましょう。
ビーカーの中に酵素と基質を一定量入れた場合を想像してください。
その後、ビーカーの中でどのような変化が起こるか見てみましょう。
次の図を見てください。
これは、ビーカーに酵素と基質を入れて反応が始まってから20秒後の様子です。
色が薄く、一部とがった部分をもつ物質は、酵素です。
色が濃く、表面に凹凸のある物質は、基質です。
また、酵素や基質よりサイズが小さい物質が、4つずつ2箇所に描かれているのが分かりますか?
これは、酵素により基質が化学反応を起こして生成した生成物です。
ビーカーの中の一部の基質が、酵素により化学反応を起こして生成物になっている様子が観察できますね。
次に、40秒後の様子を見てみましょう。
20秒後に比べると、基質が減少し、より多くの生成物が見られるようになりましたね。
さらに、60秒後の様子を見てください。
ビーカーの中にかなりの量の生成物ができましたね。
このように、時間経過とともに生成物の量が増えていくわけです。
今回は、酵素反応速度について見ていきましょう。