高校生物
5分でわかる!チャネル形成結合
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この動画の要点まとめ
ポイント
チャネル形成結合
これでわかる!
ポイントの解説授業
これまで紹介した密着結合、固定結合は細胞どうしをつなげる結合でしたね。
しかし、よりたくさんの細胞が集まって機能するためには、細胞どうしで物質をやり取りする方法が必要になってきます。
例えば、肝臓は、約50万個の肝小葉からできています。
そして、肝小葉は、約50万個の肝細胞が集まってできています。
1つの器官は、ものすごい数の細胞からできているわけですね。
そして肝臓は、肝細胞がただ単に接着して集まっただけではありません。
細胞どうしで物質のやり取りを行ったり、様々な役割を分担することによって機能しています。
このように、細胞どうしでの物質のやり取りを行う結合が、チャネル形成結合です。
コネキシンがつくるギャップ結合で物質輸送
チャネル形成結合には、どのようなタンパク質がかかわっているのでしょうか?
下の隣り合った2つの細胞を見ると、3つのトンネルのような構造がつないでいますね。
このような結合をつくっているのが、コネキシンというタンパク質です。
コネキシンによって、細胞どうしは物質のやり取りを行うことができます。
チャネル形成結合の中でも特に、コネキシンによって物質を細胞間で輸送する結合を、ギャップ結合といいます。
先ほど、チャネル形成結合を説明するときに肝臓を例にあげましたね。
肝臓は動物細胞の1つですが、植物細胞間でも同じ結合を見ることができます。
植物細胞間の物質輸送を行う結合を、原形質連絡といいます。
原形質連絡は、細胞壁に関する授業で登場しましたね。
今回は細胞接着の1つ、チャネル形成結合について見ていきます。