高校生物
5分でわかる!4種類の動物の組織①②
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この動画の要点まとめ
ポイント
4種類の動物の組織①②
これでわかる!
ポイントの解説授業
上皮組織⇒細胞どうしが密着
1つ目の動物の組織は、上皮組織です。
上皮組織とはどんなものでしょうか?
例えば、ヒトの血管をイメージしてください。
血管の中には血液が流れていますよね。
血液が直接触れている血管の内側、内皮の部分が、上皮組織の一例です。
では、血管の内皮の断面から上皮組織を拡大して見てみましょう。
複数の細胞が隙間なく並んでいますね。
上皮組織は、細胞どうしが隙間なく密着していることが特徴です。
この他の上皮組織としては、表皮、血管内皮、消化管上皮などがあげられます。
上皮組織は、体の表面や消化管や血管の内表面に位置する組織なのです。
結合組織⇒細胞間を細胞外マトリクスが満たす
2つ目の動物の組織は、結合組織です。
結合組織の一例として、骨があげられます。
ヒトの骨は、ヒトの体を支える大切な役割を果たしていますよね。
では、結合組織を拡大して見てみましょう。
円形の細胞が4つ、離れた位置に描かれていますね。
結合組織は、上皮組織と異なり、細胞どうしが密着していません。
この細胞の間を満たす物質を、細胞外マトリクスといいます。
結合組織は、細胞と細胞の隙間が細胞外マトリクスで満たされた構造をしているのです。
例えば骨の場合、細胞と細胞の隙間はリン酸カルシウムという物質で満たされています。
結合組織の例としては、骨以外に、血液、真皮などがあげられます。
上皮組織は細胞どうしが密着し、結合組織は細胞の間を細胞外マトリクスが満たしていると覚えましょう。
生物のからだは、細胞が基本となっていました。
細胞がたくさん集まって、細胞→組織→器官→個体となります。
このうち、動物の組織には、4つの種類があります。
詳しく見ていきましょう。