5分でわかる!旧石器時代ってどういう時代?
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「旧石器時代の特徴」です。
現在から約250万年前~1万年前の時代を 旧石器時代 といいます。
旧石器時代には、いったいどのような特徴があるのでしょうか?
この授業では 人類が使用した道具に注目しながら解説していきます!
旧石器時代には打製石器が使われた!
旧石器時代の特徴として、まずおさえてほしいのは 打製石器 です。
当時の人類は 石と石とをぶつけて作った、簡単な打製石器を使っていました。
いったいなぜ、彼らは打製石器を使ったのでしょうか?
その答えは 人びとの生活の特徴にあります。
当時の人びとは、狩猟・採集といった 獲得経済 と呼ばれる生活スタイルを送っていました。
動物や魚を捕まえたり、木の実を拾ったりする生活です。
そこで、動物を捕まえるために打製石器が作られたのです!
打製石器の発展|礫石器→ハンド=アックス→剝片石器
打製石器は、人類の進化とともに発展していきました。
まず、人類が登場した頃に使われたのは 礫石器 です。
礫石器は 自然の石ころとの区別ができないほど、単純な石器でした。
やがて人類は、礫石器を加工して尖らせるようになります。
この状態の石器を ハンド=アックス と呼びます。
ハンド=アックスは 石を削ったり砕いたりして作ります。
そのときに発生する石の破片を加工して作ったのが 剥片石器 です。
このように、人類の進化とともに石器も進化していきました。
石器だけではなく骨角器も使われた!
石器の進化だけではありません。
人類は進化とともに、動物の骨から作った 骨角器 を使うようになります。
材料が石ではなく 動物の骨や角 というのがポイントです。
石では作れないような細かいもの、例えば 銛や槍、針 を作れるようになったのです!
代表的な洞穴絵画|アルタミラとラスコー
当時の人びとの暮らしは、洞穴に描かれた絵からうかがい知ることもできます。
これを 洞穴絵画 といいます。
北スペインの アルタミラ や、南フランスの ラスコー で発見された洞穴絵画が有名です。
アルタミラやラスコーの洞穴絵画には 当時の動物が描かれています。
その絵を見ることで、当時の人びとの狩猟生活の様子を知ることができるのです!
打製石器は 動物を捕まえるために使われました。
そして 打製石器が使われていた時代を旧石器時代と呼びます。
旧石器時代の特徴をしっかり覚えておきましょう。
先史時代の3回目。
今回のテーマは「石器・道具の使用」です。