5分でわかる!新石器時代ってどういう時代?
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この動画の要点まとめ
ポイント
新石器時代には磨製石器が使用された!
新石器時代になると、人類は 磨製石器 を使うようになりました。
打製石器は石と石をぶつけて削って作りますが、磨製石器は石を磨いてつくります。
石臼 や 石斧 などが磨製石器の代表例です。
また、石器のほかに 土器(彩文土器) も作られました。
生活スタイルの変化|獲得経済から生産経済へ!
いったいなぜ、磨製石器や土器が使用されるようになったのでしょうか?
その理由は 人びとの生活が変わったから です。
旧石器時代の生活は、狩猟・採集を中心とする 獲得経済 でしたね。
新石器時代になると、人類は 農耕・牧畜 を営むようになります。
つまり 自分たちで食べるものを生み出すようになったのです!
このような生活スタイルを 生産経済 といいます。
灌漑農業で農業生活が安定!
生活の中心が農業に変わると、人びとは安定した収穫を求めるようになります。
去年はちゃんとお米がとれたけど、今年はダメだった...のでは困りますよね。
そこで人びとが始めたのが 灌漑農業 です!
灌漑農業とは 農耕に必要な水を人工的に供給する農業 のことです。
水路をつくり、川から水をひくことで、安定して水を供給できるようにしたのです。
農業生活を安定させるため、共同作業が行われる
川から水をひいて水路を作るなんて、とても1人の力ではできません。
協同作業 が必要になります。
水路を作るだけではありません。
定期的に整備・修復したり、壊れたときには直さないといけませんよね。
もちろん、これも1人ではできません。
このような協同作業の必要性から、人びとは集まって暮らすようになります。
大規模な集落の形成 です。
集落が形成されると、役割分担をしたり、作業を指示する 強いリーダーが登場するようになります。
さらに、集落はやがて国家( 都市国家 )へと発展していくのです。
国家とはいっても、最初は規模が小さな集団だったので、
都市サイズの国家、つまり 都市国家 と呼ばれています。
都市国家の発達とともに、農業の記録や、知識の伝達のために 文字 が発明されました。
私たちは文字を解読することで、当時の歴史を詳しく知ることができます。
ちなみに、文字が発明された後の人類の歴史を 歴史時代 ( 有史時代 )といいます。
農業生産がさかんになると、 交易(貿易)活動や戦争 が発生するようになりました。
自分たちの村で穀物がとれないとき、隣の村を襲ったのです...
農業が始まったことで、人びとは集まって暮らすようになりました。
集落を形成したことで、新たな問題も発生するようになったのです。
旧石器時代から新石器時代に変わり、道具の使い方が変化しました。
旧石器時代には 動物を捕まえるために打製石器が作られました 。
新石器時代には 農作業を行うための道具も作られるようになったのです。
新石器時代の特徴をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「新石器時代の特徴」です。
まずは新石器時代に使われた道具に注目します!