5分でわかる!諸民族の動き
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この動画の要点まとめ
ポイント
神権政治を行ったシュメール人
メソポタミアに最初に登場するのは シュメール人 と呼ばれる人々で、彼らの民族系統はよく分かっていません。
シュメール人は 都市国家 を建設しました。
都市国家とは都市サイズの国のことです。
シュメール人の建設した代表的な都市国家には ウル 、 ウルク 、 ラガシュ があります。
この3つはまとめて覚えましょう。
シュメール人の都市国家では 神権政治 が行われていました。
神権政治とは、王が神またはその代理人として権力をふるう統治のことです。
ある種の宗教を利用して都市国家を統治していたとも言えますね。
武力で支配したアッカド人の統治は短命に
そしてシュメール人が建設した数多くの都市国家をまとめたのが、メソポタミアで2番目に登場する アッカド人 です。
アッカド人は メソポタミア最初の統一国家を樹立しました 。
しかし、アッカド人の統治は長続きしませんでした。
アッカド人は、メソポタミアを統一するために 軍事力(武力) を利用しました。
武力は統一するのに必要なものなのですが、アッカド人は統一後も軍事力に依存しすぎたため、その統治は長続きしなかったのです。
アムル人は武力で統一、ルールで統治
その後メソポタミアをうまくまとめたのが3番目に登場 アムル人 です。
アムル人が作った国を バビロン第一王朝 または 古バビロニア王国 といいます。
バビロン第一王朝は ハンムラビ という王のときに全メソポタミアを統一しました。
そしてハンムラビは軍事力に依存するのではなく、 ハンムラビ法典 を制定し、 秩序を形成 したのです。
はじめ軍事力で統一し、その後はルールを規定したというわけです。
ハンムラビ法典 「やられたらやり返せ」の本当の意味
ハンムラビ法典の特徴に 復讐法 と 身分法 があります。
復讐法とは「目には目を、歯には歯を」というように、やられた分だけやりかえしてもよいというきまりで、過度な復讐を復讐を抑える意図がありました。
身分法とは、身分に応じて刑罰に差をつけることをいいます。
このよう 軍事力で統一したあと、秩序で国を統治する というのがアムル人のやりかたでした。
メソポタミアに登場したシュメール人→アッカド人→アムル人という民族の順番を覚え、それぞれの統治方法の特徴を覚えましょう。
ポイントの2つ目は、メソポタミアに登場する「諸民族の動き」です。
メソポタミアには 3つの民族 が登場します。
それぞれの民族の登場する順番と統治方法を覚えていきましょう。