5分でわかる!メソポタミアとエジプトの宗教
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この動画の要点まとめ
ポイント
ポイントの1つ目は「メソポタミアとエジプトの宗教」です。
まずはメソポタミアの宗教について確認していきましょう。
メソポタミアの宗教/ジッグラトの建設や、多神教信仰が特徴
左のイラストに注目してください。
これは ジッグラト(聖塔) と呼ばれる建物です。
メソポタミア地域の シュメール人 は、自分たちの神を祭る 神殿 として、
各地にジッグラトを建設しました。
ジッグラトが「各地に建設された」ことから、シュメール人の信仰の特徴がわかります。
彼らは 複数の神々を信仰していました。 つまり 多神教 です。
メソポタミアは多神教を信仰する地域であったことを覚えておきましょう。
続いてはエジプトの宗教です。
こちらを見てください。
死者の書と、「死と復活の神」オシリス
左側のイラストは「 死者の書 」です。
「死者の書」は 死と復活の神であるオシリス の審判に備えて副葬されました。
イラストの左端にいるのがオシリスです。
エジプト人は 死者の魂はオシリスのところへ向かう と考えました。
オシリスはその魂を復活させるかどうかを判断するのですが、
神様といえども全ての人の一生を把握できているわけではありません。
そこで 死者の生前の行い が書き記された「死者の書」が作られたのです。
エジプトの宗教も多神教
前回の授業で紹介しましたが、エジプトには ラーやアモン、アトンといった神がいましたね。
今回紹介したオシリスも含め、エジプトでは多くの神が信仰されていたのです。
つまり、メソポタミアと同様に、エジプトも 多神教 を信仰する地域でした。
魂が戻ってくるときの器としてミイラが作られた!
少し話を戻しますが、オシリスによって復活が許されても、魂が戻ってくる体がなければ復活できませんよね。
そこでエジプト人は ミイラ を作って、死体を保存したのです!
つまり 魂が戻ってきたときに備え、入れ物として死体を保存したものがミイラなのです。
王のミイラは盗まれたら大変なので、ピラミッドの向かいに スフィンクス をつくり、王のミイラを守らせました。
メソポタミアとエジプトの宗教の違い、しっかり覚えておきましょう。
古代オリエントの3回目です。
この授業では「メソポタミアとエジプトの文化」について学習します。