高校世界史B
5分でわかる!文字の使用
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この動画の要点まとめ
ポイント
文字の使用
これでわかる!
ポイントの解説授業
メソポタミアの楔形文字
メソポタミアで使用された文字を 楔形文字 といいます。
シュメール人が作った文字で、メソポタミア地域に広く浸透していきました。
また、楔形文字は 粘土板 に刻まれました。
メソポタミアで使用された楔形文字は、イギリス人の ローリンソン によって解読されました。
彼は ベヒストゥーン碑文 に刻まれた楔形文字を研究し、解読に成功したのです。
エジプトの神聖文字と民用文字
エジプトでは2種類の文字が使われていました。
1つ目は 神聖文字 ( ヒエログリフ )です。
神聖文字は 神殿や墓 などに刻まれました。
2つ目は 民用文字 ( デモティック )です。
民用文字は神聖文字を単純にしたもので、一般的に広く使われました。
これら2種類の文字は パピルス に記されました。
パピルスは植物の茎で作った 紙 のような記録媒体です。
ちなみに 英語の“paper"という言葉はパピルスに由来する のです!
ロゼッタ=ストーンとシャンポリオン
メソポタミアの楔形文字と同様、エジプトの文字も解読されています。
ロゼッタ=ストーン という石版を手がかりに、フランス人の シャンポリオン が解読しました。
ロゼッタ=ストーンには 上段に神聖文字、中段に民用文字、下段にギリシア文字 が刻まれているのです!
シャンポリオンは、ギリシア文字を、神聖文字・民用文字と照らし合わせることで解読に成功しました。
メソポタミアとエジプトで使われた文字。
それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「文字」です。
メソポタミアとエジプト、それぞれの文化で使用された文字に注目します。
まずはメソポタミアから。