5分でわかる!商業・遊牧生活
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この動画の要点まとめ
ポイント
内陸貿易で栄えたアラム人
最初に紹介するのは アラム人 です。
彼らは主に 内陸貿易 (陸上を中心とした貿易)で繁栄しました。
ダマスクス を拠点に内陸貿易を行い、さまざまな地域と交易を行ったのです。
アラム人は多くの地域に足を運んだため、彼らの言語である アラム語 は、 西アジアの国際商業語 となりました。
西アジアとは、これまで勉強したオリエント地域のことだと考えてください。
アラム語を使えれば、エジプトの人でもメソポタミアの人でも交易ができたのです。
また、言葉だけではなく、アラム人の使う アラム文字 も西アジアに広まりました。
アラム文字は さまざまな民族の文字作成に影響を与えたと考えられています。
海上貿易で栄えたフェニキア人
続いて紹介するのは フェニキア人 です。
フェニキア人は 海上貿易 で活躍しました。
こちらを見てください。
左側に写っているのは 現在のレバノンの国旗 です。
国旗の中央に描かれているのは レバノン杉 という木です。
レバノン杉はとても香りが高く、上質な木材を得られることで知られています。
フェニキア人はレバノン杉で船をつくり、さらに木材を船に積んで輸出していたのです。
フェニキア人は シドン や ティルス などの都市を拠点にし、さまざまな地域に木材を輸出しました。
時には 地中海東岸地域から遠く離れたところ に拠点をつくることもありました。
例えばティルスのフェニキア人は、北アフリカに カルタゴ と呼ばれる都市を建設したことで知られています。
フェニキア文字はアルファベットのもととなった!
フェニキア人が使っていた文字を フェニキア文字 といいます。
フェニキア文字はギリシア世界に伝わり、 ギリシア文字 の作成に影響を与えました。
さらにギリシア文字はヨーロッパに伝わり、 アルファベット になったのです。
つまり フェニキア文字はアルファベットのもととなったのです!
内陸貿易で栄えたアラム人と、海上交易で栄えたフェニキア人。
それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「アラム人とフェニキア人」です。
地中海東岸でさかえた 2つの民族 に注目しながら、
商業活動や遊牧生活について学習します。
こちらを見てください。